一戸建ての防音工事で騒音対策！工事にかかる費用相場を紹介！

bouonmarumi_user

3年前

防音工事は、建物から出る音楽などの音を外に漏れないようにするために施工することがあります。

その一方で外部からくる騒音対策として施工されるケースも少なくありません。

今回は、生活音や外部の騒音といった周囲からの騒音を防ぐ工事について解説していきましょう。

防音工事は、外部の音に対して騒音対策をするかで費用が異なります。

まず、基本的な外からの騒音に対しては窓と壁の防音によって対策ができます。

一方、さらに一歩進んで無音に近い状態にしたい場合、例えば楽器演奏や映画鑑賞に集中したい場合は、防音室を設置する形です。

騒音は空気の振動や物体の振動で伝わります。

そのため、騒音対策は基本的に空気の通り道を減らすために気密性の向上や構造物などが振動しにくい状態を保つことが重要です。

ただ、施工する内容が異なると費用も変化するので、次の項目で外からの基本的な防音対策と、防音室による防音対策の2パターンの費用相場を紹介しましょう。

外からの騒音を防ぐには、窓と壁の防音工事が必要です。

本格的に一戸丸ごと防音工事にする場合は200万円以上かかります。

その詳細として窓と壁の防音工事の内容と費用相場を紹介しましょう。

まず、窓の防音工事は二重窓にする、あるいは防音ガラスにするといった工事が行われます。

まず二重窓にする工事は内窓を取り付ける方法になります。

住宅の窓に内窓を設置することで気密性が上がり、防音効果が高まるのです。

同時に断熱や省エネ効果も期待できるでしょう。

防音ガラスの交換も有効です。

窓ガラスそのものを防音にすることで振動による騒音を防げます。

これらの工事を行う費用目安として、二重窓にする場合は1か所8～15万円、防音ガラスに交換する場合は1か所5～15万円になります。

このような形で防音工事が施工できます。

壁の防音工事は、壁の中に防音材を設置する工事です。

防音材も種類が多く、吸音材、遮音材、防振材といったものがあります。

外部からの騒音対策として適しているのは音を小さくする吸音材、音を跳ね返す遮音材です。

防振材は、階下や隣室の音を伝えない効果があり、こちらは一戸建てで外からの防音材としては目的が異なりますが、部分的な工事の場合は利用されることも少なくありません。

ただ、マンションの場合は重要な騒音対策になります。

この壁自体の工事以外にも換気口(ダクト)を防音仕様にする工事があります。

こちらは、カバー交換や吸音材を入れるといった措置が取られます。

換気口も防音工事するだけでも効果が期待できるでしょう。

気になる費用相場は、防音材を入れる工事が15万円前後、換気口が1～5万円です。

防音室にすれば、外部の音が室内に入ってこないだけでなく、こちらの音が漏れないようになります。

こちらは、部屋一つを完全に防音にするため、組み立て式の防音室であれば50～250万円、完全な防音室を作る場合は、300～400万円が相場です。

こういった高額な防音工事は、騒音が激しい地域(幹線道路沿いや飛行場の近く、新幹線の路線の周辺など)であれば補助金が出る場合があります。

このほか独自の補助金制度を設けている場合もあるので、チェックしてみましょう。

防音工事には、基本的な工事を行う場合と防音室を作る場合の2つの対策があります。

防音工事をすることによって外からの騒音対策になるものの、相当な工事費が発生します。

そして、今回はその費用の目安を解説しました。

補助金が使える場合もあるので、自宅の騒音対策が補助金の適用になるか住んでいる自治体のサイトで調べてみましょう。